BIOGRAPHY
「軽快さと熱さ、都会的で土着的、叙情とクール」
いつかライブを観てくれた人が、 風博士の音楽をそんなふうに表現してくれた。
幼い頃は特にニューミュージックが好きだった。 やがて、ブラジル音楽にも惹かれた。 そうして出会ってきた音楽を自分なりに取り込みながら、 弾き語りをつくってきた。
ギターを弾き、曲をつくり、歌う。
今も変わらず、その続きをやっている。
浦安から京都へ
1975年生まれ。千葉県浦安市で育つ。
中学生の頃にバンドで歌い、 ギターを弾き始めた。 その後しばらく音楽から離れていたが、 大学進学で移り住んだ京都で再び曲を書き始める。
最初のステージは、拾得の飛び入りライブ。 この頃から、好きだった坂口安吾のデビュー作に名前を借り、 「風博士」と名乗り始めた。
京都
一人で始めた風博士は、 演奏仲間が増えるにつれ、 次第にバンドのような形になっていった。 2004年、1stアルバム 『風のノイズは僕たちの』を発表。
大学に入った頃から、 ボサノヴァを入口にブラジル音楽に夢中になった。 とりわけその独特のリズムに惹かれ、 ギターを繰り返し練習した。
一方、大学在学中に友人たちと ソフトウェア会社を立ち上げ、 仕事と音楽を並行する日々を送っていた。 やがて、もっと音楽をやりたいという気持ちが 大きくなっていく。
2007年末、会社を退社。 翌年『グッバイラヴタウン』を録音し、 2008年3月、ギター一本で旅に出た。
旅
定住所を持たず、 各地でライブをしながら全国を巡った。
旅の間にも曲をつくり、録音し、 『日暮しグルーヴィアン』 『SOMETHING OF MUSIC』と作品を重ねた。
最初から決めていた3年間を旅し、 2011年3月、その生活を終えた。
ふたりの旅
同じ月に結婚。 長野での3ヶ月半の暮らしを経て、 今度は妻と二人、 車をマイホームに見立てて再び全国を巡った。
この時期に5thアルバム『home』を発表。
やがて子どもが生まれ、 二人の旅も終わりを迎えた。
山口・周南
家族で山口県周南市へ移り住んだ。 しばらくは音楽だけで生計を立てようと、 ライブをしながら暮らした。 2012年、6thアルバム『声とギター』を発表。
第二子を授かったことをきっかけに仕事を探し、 日立の車両製造工場で働き始めた。 それまでとはまったく違う人たちに囲まれ、 鉄道車両をつくる仕事は思いのほか面白かった。
働きながらも、音楽は続けた。
鳥取・岩美
2017年春、第三子の誕生を機に、 妻の郷里である鳥取県へ。 海と山のある岩美町に移り住んだ。
妻とともに「まのいいりょうし」を始め、 古い家を直し、木や土に触れながら、 自然から糧を得る暮らしを探っている。
家族は妻と三人の息子、犬一匹。
その暮らしのなかで、 今も曲をつくり、ギターを弾き、歌っている。
